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[ 298字|2001.3.13|社会 (society)|econoTREND ]
□ポリプロピレン工場が今年の生産量を4倍増に
合成繊維などの材料となるポリプロピレンを生産する工場を経営するアジア太平洋石油化学社(ペトロコープ)は、ポリプロピレン生産量を昨年の3万トンから今年は11万トンと、約4倍に増やす予定。生産量の8割は国内、2割は日本や中国など海外輸出向け。工場の生産能力は22万5,000トンで、需要に応じ増産できる態勢という。同社は昨年4─12月までは販売不振で、一時操業を停止していた。しかし、住友商事や伊藤忠商事などの追加出資を得たことや、需要の高まりを受け、今年の生産量目標を大幅に増やした。国内でポリプロピレンを生産しているのは同社工場とJGサミット社と丸紅が出資している工場(年産18万トン)の2カ所。