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　財務省理財局によると、10月末時点の政府債務総額が前月比0.8％増の16兆200億ペソとなり、初めて16兆ペソの大台を突破した。同局では対ドル・ペソレートの下落で外貨建て債務額が拡大したためとしている。今年に入ってから政府債務は１兆4000億ペソと前年末比で9.6％増加している。理財局によると、ペソの対ドル為替レートは９月からの１カ月間で3.89％下落。ペソの対ドルレートは11月には１ドル＝59ペソまでペソ安が一時進んでおり、さらに政府債務額が上昇する見通し。10月末時点の対外債務額は５兆1300億ペソで債務全体の32％を占め、前月比3.5％増加している。また、国内債務は10兆8900億ペソで前月比0.4％減と縮小している。政府は10月に国内債務のうち526億5000万ペソ分を返済したことが原因。一方、１～10月期の政府財政収支の赤字幅は9639億ペソと現政権の赤字上限目標の64.94％にとどまっているという。（４日・インクワイアラ―）