社会福祉開発省のドムラオ報道官は、施行17年目となる同省の貧困家庭向け条件付き現金給付プログラム（４Ｐｓ）について、低賃金で働くメイドや清掃員も給付対象にすることを検討していると明らかにした。４Ｐｓは18歳までの子どもを持つ貧困家庭に子どもが就学できるよう人数に応じて現金を給付するもので、高校を卒業し子どもが独り立ちしたり、世帯の貧困状況が改善すれば打ち切られる。今年６月時点で約300万世帯が受給中で、140万世帯の支援が終了。同報道官は月収８千ペソ以下で18歳以下の就学中の子どもを抱えるメイドと清掃員も対象にするか協議中だとしたほか、一括して生計支援金を支出する方式も検討中だという。（８日・ピリピノスターガヨン）