ブラカン州マロロス市でオンライン詐欺拠点への不正捜索が行われたことを受け、フィリピン国家捜査局（ＮＢＩ）は、特別任務部（ＳＴＦ）所属の職員１３人を他部署に異動させた。ＮＢＩのサンチアゴ長官によれば、証拠品への不当な干渉を防ぐ措置であり、今回の処分は中国大使館および逮捕者の弁護士からの正式な申し立てに基づくものだという。関係者にはＳＴＦ部長も含まれるが、氏名は公表されていない。同長官は、捜索令状の執行場所が実際にはパンパンガ州サンタリタ町であり、発行元のマロロス市裁判所の管轄外だったと説明。不備により押収物は証拠能力を持たず、訴追も棄却される可能性があるとした。（７日、テンポ）