鉄鋼業界の有力実業家である中国系比人のアンソン・ケー氏と運転手のアルマニー・パビリオさんが誘拐犯に拉致され、身代金が支払われたものの、リサール州ロドリゲス町で遺体で発見された事件を受けて、中国系比人財界団体ＦＦＣＣＣＩＩのセシリオ・ペドロ会頭がこのほど「誘拐犯に対する死刑を復活して欲しい」と訴えた。ペドロ会頭は「誘拐事件は国の経済を破壊するだけでなく、国の治安も破壊する」と述べ、徹底した捜査と厳罰を科すことを政府に呼びかけている。同団体の代表らは国家警察のマルビル長官とも会談し、中国系比人実業家に対する誘拐事件の再発を防ぐ方法について協議し、お互いに協働することで合意した。（12日・ピリピノスターガヨン）