ドゥテルテ前大統領が国際刑事裁判所（ＩＣＣ）の発出した逮捕状に基づき逮捕され、オランダ・ハーグに移送されたことについて、首都圏警察のケソン市本部に所属し３月６日から無断欠勤を続けている現職警官が最近、国家警察幹部やマルコス政権に対する批判を自身のブログに何度も投稿した。事態を受けてケソン市本部長がこのほど、この警官に対し出頭して心理テストを受けるよう呼び掛けた。同僚らによると、この警官は日頃から精神安定剤などを服用していたという。無断欠勤が30日を越えると懲戒免職の手続きが始まるが、当該警官は「私以外まともな警官は１人もいない」と出頭を拒否している。（20日・ピリピノスターガヨン）