フィリピン国家警察誘拐対策グループ(PNP-AKG)は、国内で増加する「偽装誘拐」事件を調査している。これらは家族から身代金を引き出す目的で本人が誘拐を装う手口とされる。PNP-AKGによると、2015年1月から9月にかけて、フィリピン人7人、韓国人2人、イギリス人2人が関与する10件の事件を確認。その中には、イギリス人男性が誘拐を装い、ロンドンの家族に身代金を要求した事件などがあった。2019年には、マニラで救出された中国人男性が、カジノでの約50万ペソの借金を違法高利貸し組織に支払うため誘拐を偽装して家族に送金させようとしたという。PNP-AKGは、偽装誘拐が警察の資源を圧迫しているとし、厳しい刑罰を科す法律の制定を求めている。(7日、Pジャーナル)
フィリピン国家警察、「偽装誘拐」事件の調査を強化
2025/02/08
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