中央銀行の20日発表によると、5月単月の国際収支は2億9800万ドルの赤字となり、前年同月に記録した20億ドルの黒字から赤字に転じた。しかし、前月の25億6000万ドルの赤字からは縮小している。5月の国際収支赤字は、中銀が対外債務返済のために外貨預金を取り崩したことが主な要因。これで1~5月期の国際収支は58億ドルの赤字となり、前年同期の16億ペソの黒字から赤字に転じている。1~5月期の貿易赤字幅が159億1000万ドルと大幅な赤字を計上していることが主な要因。一方、5月末時点の総外貨準備高は1052億ドルで、前月4月の1053億ドルに比べて若干減少した。しかし、この外貨準備高はモノの輸入とサービス支払い、第一次所得の7.1カ月分に相当し、国の短期償還期限の対外債務の3.3倍に相当する十分な水準。(21日・マニラタイムズ)
1~5月国際収支58億ドルの赤字に
2025/6/23
経済