農務省によると、マルコス大統領がこのほど、2025年度のココナツ植樹目標数を当初計画の2500万本から5000万本に倍増させるよう命じた。大統領は来年の植樹向け予算額も70億ペソ以上に引き上げることを承認したという。比国内には約3億4000万本のココナツの木が生えているが多くは樹齢が古くココナツの実の生産量が減少しているほか、病害虫の感染も拡がっていることから、若いココナツの木を植樹する必要があるとされている。農務省は2023年から5カ年で1億本のココナツを植樹するプログラムを開始しており、2024年末までに1500万本の植樹を終えた。フィリピンは以前、ココナツ油などのココナツ関連製品の生産量で世界トップだったが、30年ほど前からインドネシアにトップの座を譲っている。(20日・スター)
5000万本のココナツ植樹
2025/6/23
経済