米S&Pグローバルはフィリピンの5月期製造業購買担当者指数(PMI)が50.1と前月4月の53から大幅に下落したと明らかにした。同社のフィリピンPMI調査は比国内の製造業者約400社の購買担当者に聞き取りをするもので、同指数が50を下回ると購買担当者らが総体的に今後景気が下向くとの見通しを示したことになる。5月の同指数の弱含みは輸出向けなど受注の低迷を反映しており、「米国による現在の貿易戦争による痛みを感じているフィリピン人の工場の運営状況について広大な停滞感が漂っていることを意味する」と同社は指摘している。S&Pによると、5月のPMIの下落幅は同社による比のPMI指数結果の中でも過去に3番目に大きな下落だとしている。(3日・インクワイアラー)
5月製造業購買指数 53から50.1に下落
2025/6/4
経済