エネルギー省はこのほど、国内の天然ガス開発を優先的に進めるための枠組を定めた共和国法12120号(フィリピン天然ガス産業開発法)の施行規則細目(IRR)に署名し、発効させた。政府機関や業界のステークホルダーなどとの公聴会を何度も開催して様々な意見を聴取して反映させた規則細目という。特に今回のIRRのポイントは天然ガス燃料の火力発電所による燃料調達に際して輸入天然ガスより国産天然ガスを最優先することが盛り込まれた点にあるという。また、国内産天然ガス燃料の火力発電施設をその他の従来の石炭や石油などの化石燃料を使った火力発電所施設よりも優先的に取り扱うことも盛り込まれた。さらに、発電業者や配電業者に対して、調達電力量に占める国産天然ガス発電施設からの最低調達割合も義務付けることを検討しており、近くそのガイドラインを発令する。(7日・インクワイアラー)
天然ガス開発法施行規則が発効
2025/4/8
経済