マニラ国際空港庁(MIAA)のエリック・イネス局長は10日の記者会見で、今年1~2月期におけるマニラ国際空港の旅客数が約400万人に達しており、今年通年の旅客数は前年比で20~30%増加するとの見通しを示した。同空港の昨年の旅客数は5010万人と23年比10.43%増加していた。昨年の航空機発着数も29万3488回となり、23年比4.83%増加している。イネス局長によると、エアカナダがマニラ~バンクーバー直行便の就航を目指すなど今年は国際便の就航も増える見通しだという。一方、マニラ国際空港の混雑を緩和させるため、3月30日までに一部のターボプロップ機の運行を地方空港に移管する方針について、同局長は運輸相が交代したことに伴い再度見直すことになると表明した。しかし、セブパシフィックはマニラからマスバテとシャルガオを結ぶ国内線を今月中にクラーク国際空港に移管すると表明しているほか、フィリピン航空もターボプロップ機の運行を今年10月までに同空港に移管する予定だとクラーク空港運行会社が表明している。(11日・インクワイアラ―)
NAIA25年旅客数 24年比20~30%増へ
2025/3/13
経済
