ヨネマイ「幸せになりたいマサムネ君」1巻が、本日5月16日に発売された。


もうすぐ付き合って10年になる彼女がいる26歳のマサムネ。そんな彼女に最近愛想を尽かされているようで不安になったマサムネは、編集者の中田に誘われ相席バーへと向かう。そこでとある女性と出会うが……。大好きな彼女がいるのにセフレを作ってしまう“沼男”を描くラブストーリーだ。
ヨネマイコメント
──マサムネ君の推しポイント
マサムネ君の推しポイントはリアルな人間性です。彼は読み進めていくほどに第1話の印象から変化していくと思います。神経質かと思ったら大雑把だったり、男同士でワイワイ騒いで飲み会したり、意外と優しかったり、真面目な一面があったり…。
現実世界の人間関係(もしくは恋愛関係)のように、会えば会うほどマサムネ君の新しい一面を知って好きになってほしいです。
──これからマンガを読む人に向けてメッセージ
作者自身がうまくいかない恋愛をしている時に、たまたま読んだ恋愛漫画の中のキャラクターが自分と同じ状況の恋愛をしてて、すごく共感できて「自分だけじゃないんだ…!」って救われたり元気をもらったことがあります。「幸せになりたいマサムネ君」を読んだ人もそんな風に共感してくれたり気が楽になってくれると嬉しいなと思ってます。
担当編集コメント
「生身の人間が動いている感」を大切に
「幸せになりたいマサムネ君」は、「浮気をドラマチックに仕立てた物語」ではなく、本当に「リアルで素朴な浮気」です。
テンポ感が独特で、漫画として面白くなるようにスピード感を上げたりなどあまりしていないんですよね。その分「生身の人間が動いている感」があって、共感性が増しています。
「解像度の高い」キャラクターたち
キャラクターの解像度がめちゃくちゃ高いのがこの作品の最大の魅力です。マサムネは「26歳。身長178.5cm。細身で長身だが180cmに届いていないことをたびたび自虐的に語る」。モモカは「26歳。中2でバレエを辞めたあとはしばらくガニ股がひどく、お父さんが一生懸命注意して直った」。〇〇子は「22歳。「パパ活してそう、ガールズバーで働いてそう」と言われがちだが、そんな度胸はない」。いる~、こういう人いるいる~、ときっと感じると思います。このように細部まで作りこまれたキャラクターだからこそ、読者の心を抉る物語を生み出せるのだと思います。
読者からも生々しい感想が届く本作、是非お手に取っていただければと思います!
提供元:コミックナタリー