証券取引委員会（ＳＥＣ）は10日、企業の法人登記手続きを１日以内で完了させることができる同委員会の１日提出電子登記完了システム（ＯｎｅＳＥＣ）を利用した企業登記手続きを外資系企業にも門戸を開いたと明らかにした。フランシス・リムＳＥＣ委員長は声明で「同システムの対象範囲を外資系企業に拡大させることで、フィリピンが外国企業に対して事業への門戸を開放し、この国での起業を促しているという強いシグナルを送りたい」と外資系企業の誘致に期待を込めた。同システムは2021年に発足し、一人会社や発起人が２～15人までの一般企業の登録を迅速化させることに役立ってきた。最短で１分14秒ほどで同委員会のポータルを通じ企業登記の申請からデジタル法人登記証受理まで可能となっている。（11日・インクワイアラー）