中央銀行はこのほど、2025年度の国際収支予測を40億ドルの赤字から63億ドルの赤字へと下方修正した。しかし、26年度については、従来の43億ドルの赤字から28億ドルの赤字幅にとどまると修正した。今年1~3月期の国際収支赤字幅は30億ドルまで拡大している。比の国際収支は昨年、6億900万ドルの黒字を記録していた。しかし、これは昨年の政府目標だった21億ドルの黒字幅を下回っている。中銀は、比の国際収支は国際貿易の不透明感が強まっていることや、地政学的リスクの高まりなどにより今後も赤字が拡大するとみている。(1日・マニラタイムズ)
国際収支予測を 中銀が下方修正
2025/7/3
経済