ロペス財閥傘下の中核持株会社、ファースト・フィリピン・ホールディングス(FPH)は2025年の資本支出額として570億ペソを計上していると明らかにした。24年度の700億ペソ超からは縮小となる。24年度には傘下のエネルギー企業、ファーストジェンが総発電量165メガワットのカセクナン水力発電所を買収するために290億ペソを支出するなど、総額558億ペソをエネルギー事業拡張に投資したことから大型の資本支出となっていた。今年についてはファーストジェンの資本支出額は340億ペソほどとFPH全体の60%に相当する支出を計上している。今年のファーストジェンの資本支出の大部分が地熱発電事業の拡張に充当される計画。一方、不動産開発子会社のロックウェルランドおよびファースト・フィリピン・インダストリアルパーク向けの資本支出は計220億ペソ規模になる。ロックウェルは今年、コンドミニアムより高級戸建て住宅地開発事業の方に注力するという。(2日・インクワイアラ―)
ロペス持株会社 570億ペソ支出
2025/6/3
経済