フィリピン国鉄のジョバンニ・ミランダ総裁によると、運輸省と国鉄がバタアン鉄道計画に関する事業可能性調査に着手する。バタアン鉄道事業はバタアン州で計画されている「ローマン・スーパーハイウエー」と呼ばれるバタアン州内高速道に平行して建設される鉄道事業で、運輸省がパナイ鉄道や北方地域接続長距離鉄道と合わせて総額600万ドルの事業可能性調査向けの予算を2023年に確保していた。バタアン州内高速道計画は同州北部のディナルピハン町から南部のマリベレス町までの68キロ区間を結ぶ高速道事業。バタアン州をめぐっては、バタアン~カビテ連絡橋(総延長32.15キロ、事業費1756億6000万ペソ)建設計画がアジア開発銀行やアジアインフラ投資銀行からの融資を得て着工される見込みとなっており、計画通りに同連絡橋が2029年までに開通するようになれば、バタアン州を舞台とした開発事業が今後、さらに拡大するとみられている。(7日・スター)
バタアン鉄道計画 事業可能性調査着手へ
2025/4/9
経済