フィリピン中央銀行によると、2024年通年の比国内の市中銀行の純益合計が3912億8000万ペソとなり、前年実績比9.76%増加した。2008年以降の利用可能データの中では過去最高だった。純金利収入合計も前年比13.45%増の1兆400億ペソと初めて1兆ペソの大台に乗った。非金利収入合計は2336億7000万ペソで同5.13%拡大した。證券会社APセキュリティーの研究チーム長のアルフレッド・ガルシア氏によると、昨年の国内金融機関の収益拡大は金利の高止まりと金融機関による貸付の増加が要因だと分析している。中銀は昨年後半から政策金利引き下げを続けていることから、同氏は今年の金融機関の収益は貸付総額の拡大によるところが大きくなるとの見通しを示した。(15日・インクワイアラ―)
銀行業界純益合計前年比9.76%増
2025/2/18
経済
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