ロケ貿易産業相はスイスで開催された世界経済フォーラムに参加した際に、英製薬企業大手のアストラゼネカの幹部と会合を持ち、同社がフィリピンを臨床試験(治験)の拠点の一つにする構想を持っていることを伝えられたと明らかにした。同社の幹部は比の多様な人口構成と医療従事者の層の厚さが強みだと指摘した上で、人工知能(AI)とデジタル医療技術などを援用し、フィリピンで効率的な臨床試験を含む研究センター拠点を立ち上げることを計画していると力説したという。ロケ大臣も同社の進出により比人医療従事者を国内にとどまらせることに役立つほか、革新的な治療薬へのアクセスが向上するとして歓迎の意を示した。ロケ大臣は同フォーラムに参加した際に、米決済代行サービス大手のPaypalの幹部とも会合を持ち、比国内の中小零細企業をエンパワーするための革新的な連携の機会について協議したという。(27日・マニラタイムズ)
アストラゼネカ治験拠点化検討
2025/1/28
経済