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□世界レベルの競馬場建設へ交渉大詰め　

マニラ市にある二つの競馬場の老朽化に伴い、首都圏近郊で新競馬場建設計画が浮上している。ハイアライ競技の場外券売場を全国で経営しているベリェコープの子会社、メトロマニラ・ターフ・クラブは、大規模な競馬場建設着工に向け経営者間で行っている交渉が大詰めを迎えていると発表した。建設地はラグナ州かカビテ州となる見通し。同クラブは首都圏近郊での競馬場の経営権を既に取得していたが、２年前の経済危機による資金不足で計画がストップ。しかし最近、不動産大手のフィルエステイト系列の子会社がオーストラリアなど海外投資家の出資確約を得て、バタンガス州リパ市で競馬場と宿泊施設を中心とした大規模な近郊レジャー施設計画を準備、ターフ・クラブと他の開発業者を含めて三つどもえの開発計画競争が本格化している。