中央銀行は、2000年末までに総外貨準備高を過去最高の174億ドルに引き上げることで国際通貨基金(IMF)と合意した。これは、今後も輸出の伸びが続くとの予測に基づくもので、工業部門の成長に伴う輸入増に対応する狙いもある。中銀は、年初以来、積極的にドルを買い入れる一方、ペソ防衛を目的とした市場介入を抑制してきた。その結果、9月現在の総外貨準備高(速報値)は142億ドルとなり、年末までの目標である132億ドルを既に上回った。
econoTREND
1999/9/30
社会