フィリピン政府はオーストラリア政府に対し、サトウキビの品種を改良し、刈株から新芽が生じる「ひこばえ」の回数を増加させるための技術援助を要請している。これによって、砂糖の生産コストを削減したい考え。比国産サトウキビは、「ひこばえ」が1回だけだが、豪州産は6回可能という。援助供与が決定した場合、フィリピン側は、見返りとして最低限輸入義務(ミニマムアクセス)により、低関税での輸入が定められている砂糖の全量をオーストラリアから購入する方針。
econoTREND
1999/9/17
社会