中央銀行によると、今年4月現在、国内商業銀行の貸付金総額は前年同月比7.4%減の1兆2,992億8,000万ペソだった。伸び率では、前年同期の19.1%増から一転、マイナスとなった。貸付金の不良債権化を恐れ、各行が貸し渋ったことが要因。部門別では、製造業部門への貸付金が同16.9%減と最も落ち込んだ。その結果、同部門への貸付金が全体に占める比率は26.5%と、過去5年間の年平均33%を大幅に下回った。また、農林水産業は同5.4%減などと9部門中、5部門で減少した。逆に、建設業は同10.5%増と伸びている。
econoTREND
1999/8/7
社会