中央銀行は、「2000年問題」対策の一環として年内に580億ペソ相当のペソ紙幣を印刷する方針。このため、今年下半期に印刷される紙幣の金額は例年の20−100%増となるという。これは、同問題の影響を懸念する銀行利用者が年末にかけて現金引き出しに殺到することが予測されるため、各行が現金不足に陥らないよう保護することが目的。中銀は、今回、増刷される紙幣は、市場における需要増に応じて発行されるため「インフレ率の上昇にはつながらない」としている。
econoTREND
1999/6/19
社会