エスピリトゥ蔵相は、米国の信用格付け機関ムーディーズが先に行ったフィリピンの各商業銀行の格下げを否定する見解を示した。ムーディーズは、バンク・オブ・ザ・フィリピンアイランズの財政力の格付けをC+からCに、フィリピン開発銀行はD+からD、フィリピン・ナショナル・バンクはE+からEなど、8行の格付けをそれぞれ引き下げた。これに対して同蔵相は、「ムーディーズは格付け変更のための調査を今年1月に行ったが、それ以降、事態は好転している」とし、同機関の格付けは「現状を反映していない」と述べた。
econoTREND
1999/6/10
社会