シンソン中央銀行総裁は22日、「日本政府が打ち出した300億ドルに上るアジア金融支援基金から融資を受けたい」と述べた。同基金は今月初め、宮沢蔵相がワシントンで開かれた先進七カ国蔵相・中央銀行総裁会議で表明したもので、経済危機が続くアジア5カ国の資金調達を支援するのが目的。シンソン総裁は「融資額は多いに越したことはない」と述べたが、使途については明らかにしなかった。また、来月初めには、国際通貨基金(IMF)のスタンバイ・クレジットから2億6,000万ドルの融資を得たいと語った。
econoTREND
1998/10/24
社会