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米国の投資家で億万長者のジョージ・ソロス氏がこのほど、フィリピンで預金高２位のフィリピン・ナショナル銀行（ＰＮＢ）の株買収に乗り出す意向を表明した。同氏は、マレーシアのマハティール首相にアジア通貨危機を招いた人物として批判された。ＰＮＢは通貨危機のあおりを受けた銀行の中の一つで、政府は財政立直しのために、全体の45.5％にあたる約60億ペソの株式を民間へ売却する方針。現行法では、外国人は銀行株の60％まで保有することができる。現在、ＰＮＢ株の39％は外国人が所有しているため、同氏には最大21％の株所有が可能となる。
econoTREND
1998/6/6
社会
