シンソン中央銀行総裁は5日、ペソの急落を止めるため、48—50%もの高金利短期債券(ジョボ債)を発行する可能性があると話した。これは1980年代に債務危機、ドルの大規模流出を招いたとき、当時の中銀総裁ホセ・フェルナンデス氏が導入したもの。金利は50%だった。経済の停滞を招くとされ、シンソン総裁は「できるなら発行したくない」と付け加えた。ビスタン・フィリピン銀行協会会長は「困難な時代には困難な選択が要求される」と話し、同債発行が必要であるかもしれないと認めた。
econoTREND
1998/1/8
社会



