国家警察のファハルド報道官は15日、12日に投票が行われた中間選挙について、投票日の当日とその前の選挙運動期間中も含む選挙関連暴力事件による死者が合計20人になったと明らかにした。また、31人が負傷した。
死亡事件の多くはカリンガ州を含むコルディリエラ自治区で起きたという。
12日の投票日当日における選挙関連暴力事件は51件が報告されており、銃撃事件などで5人が死亡し、13人が負傷している。
また、投票日当日には買票行為が15件確認され、暴行事件が6件、銃撃事件が5件、ハラスメント事件が3件報告されているという。
一方、投票日の4カ月前から実施されている選挙期間中の銃器所持禁止措置に関する違反容疑での逮捕人数はこれまでに3131人に上っており、これは前回2023年に実施されたバランガイ・青年評議会選挙における1827人に比べて71%増加している。また、押収された銃器点数も3217丁と23年の選挙に比べて49%増加している。
選挙期間中の銃器所持禁止措置は投票実施後も1カ月間続く。(澤田公伸)