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世界は良き指導者を失い 比は良き友を失った

2022/7/17 社会

日本の安倍晋三元首相が射殺された事件は世界を震撼させた。彼はまだ67歳だった

 日本の安倍晋三元首相が射殺された事件は世界を震撼させた。彼はまだ67歳だった。銃犯罪は日本で非常にまれだ。世界中の人々が「良き指導者」や「困難な時期に日本を率いた人物」とSNS上で悲しみ、驚きの声が広まっている。

 マルコス大統領は「驚きと深い悲しみ」を隠せないと声明を出し、「比政府、比人を代表して安倍氏の家族と日本の全ての人々に深い哀悼の意を表する」と述べた。

 大統領は安倍氏を「先見的なビジョンをもったリーダー」と呼び、「信頼のおける友人で比の味方」であったという。「安倍前政権の間に、強靭な比日関係が確立した。比にもたらした効果的で重要な援助や数多くの訪問の中で見せた暖かさは忘れられない。二国間の歴史に書き記されるだろう」と安倍氏の比日関係への貢献を強調した。

 サラ・ドゥテルテ副大統領は「彼の死はショッキングな悲劇であり、人類の暗黒面の表れだ。世界は偉大なリーダーを失った」とし、非業の死を悼んだ。その上で「比国に対する彼の広大な愛情と友情を比国の成長と開発への支援を通じて形にしてきた」とし、安倍氏の比に対する貢献をたたえ、遺族と日本国民に対し哀悼の意を表した。ドゥテルテ前大統領はダバオ市の住まいに安倍氏を招待したことがあるほど、親しい間柄だった。

 安倍氏は1954年9月21日に東京で生まれ、祖父は元内閣総理大臣の岸信介、父の晋太郎氏は外務大臣と、有名な政治家一族のなかで育った。首相に2度就任し、在職期間は連続2822日、通算3188日と、いずれも憲政史上最長を更新。

 同氏が差し伸べた手は日本無償支援のインフラ事業、技術や災害支援となり、比国へ届いている。安倍氏がくれた優しさに報い、今悲しみに暮れる日本の友人たちに寄り添おう。(11日・マニラブレティン)

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