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ミサ前の教会で爆発 18人死亡 負傷者82人 手製爆弾か

2019/1/28 社会
爆発で長椅子が吹き飛んだ教会内の様子=国軍西ミンダナオ司令本部提供

ミンダナオ地方スルー州ホロ町の教会内で発生した連続爆発で18人死亡、82人負傷

 ミンダナオ地方スルー州ホロ町のスルー教会で27日午前8時15分ごろ、2回連続して爆発が起き、日曜朝のミサのために教会に来ていた一般信者や国軍兵士ら少なくとも18人が死亡、82人が負傷した。国軍によると爆発は手製爆弾によるとみられ、ミサが始まる直前の教会内と教会外の駐車場で続いて起きた。警察と国軍はテロ事件とみて現場周辺に設置されていた監視カメラの映像などを確認、犯行グループ特定を進めている。

 国軍西ミンダナオ司令本部の発表によると、死者18人のうち12人が信者ら民間人で、5人が国軍兵士、1人が沿岸警備隊員だった。負傷者は83人のうち民間人が65人で、15人が兵士、2人が沿岸警備隊員という。

 現場では警察や赤十字が負傷者らの救助にあたり、重傷者はサンボアンガ市の病院にヘリコプターで搬送された。

 同司令本部によると、付近の警備に当たっていた国軍兵士らが最初の爆発の負傷者の救助活動を行っている際に、教会駐車場に停めてあったオートバイの荷物入れ内で再び爆発。救助にあたっていた兵士、警察官らが死傷した。爆弾は計画的に設置されていたとみられている。

 21日に実施されたバンサモロ基本法(BOL)によるイスラム自治政府創設の承認とその領域を決める第1回の住民投票で、スルー州は州単独では反対が上回った。しかし、同州を含む現在のイスラム自治区(ARMM)内5州はARMM全域の票数で一括して承認、加入が決まるため、スルー州はイスラム自治政府に加入することになっていた。

 パネロ大統領報道官は事件を受け、声明で犠牲者への哀悼の意を表すとともに、テロ行為を強く非難した。ガルベス大統領顧問(和平担当)は住民投票直後のテロ発生に対し「犯行グループ特定を待ちたい」としながらも「ミンダナオ和平に向けこれまで長い期間、対話に取り組んできた」とし、今後も合意に基づく各勢力との協力関係を継続、最終和平を実現させる意思を強調した。(冨田すみれ子)

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