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ハロハロ

2015/7/20 社会

 先日、フィリピン関係の新聞、雑誌のスクラップがぎっしり詰まった本棚を整理していると、「フィリピン在住日本人の貴重な情報紙」「創刊5年目の『日刊マニラ新聞』」の大きな横見出しのついた毎日新聞の切り抜きが出てきた。前書で1992年5月、発行人の野口裕哉さんを中心に発刊、通信社記者の経験がある野口さんは「世界のニュースは欧米の価値観に影響されすぎている。アジアでアジア人の手による情報を発信したい」と発刊の理由を説明している。

 紙面建ては6ページ。1面はすべて自前で製作するフィリピンのニュース面で、日本人記者6人で執筆を担当。政治・経済関係の記事のほか、日本人社会の話題や記者が体験や思いをつづるコラムなどが売り物。日本の一般紙と性格が違うだけに、ユニークな紙面展開が目につく。フィリピンで逮捕された日本人容疑者への対応や、ビザ発給などでの窓口行政など、在マニラ日本大使館の仕事ぶりをチェックするキャンペーンを展開。大使館の窓口対応の改善につながる成果があったと続く。

 さらに紙面では野口さんの編集方針が説明される。「新聞の役割は権力の監視。フィリピンの日本人社会では日本大使館が大きな力を持っているが、日本のマスコミの監視からは離れがち。そこで大使館ウオッチが重要な仕事と考えた」と話す。そして、キャンペーン終了後も大使館関係の記事はことあるごとに掲載している。そして記事は「日本人のフィリピン理解に役立ち、日本人とフィリピン人が偏見を超えて、もっと互いに近くなれるようにと願いを込めての新聞づくりを続けます」との野口さんの言葉で結ばれている。(濱)

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