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ハロハロ

2015/6/1 社会

 インドネシアでは毎年5月中旬から1カ月間が、高校などの卒業シーズン。ジャワ島東部スラバヤ市近郊パスルアンに工場を構えるわが社にとり、この時期がフレッシュな人材を獲得できる好機となる。落ち着いて、長く働いてもらうには、地元出身者の採用が好ましい。しかし、ここでも若者は都会での就職にあこがれ、単純作業が主の工場で働こうとする者は多くはない。その中、昨年、地元工業高校(男女共学)にお願いし、卒業見込み生徒10人に試験、面接をし、うち4人(女子1人、男子3人)を採用した。

 それからほぼ1年が過ぎ、4人は職場の雰囲気、作業内容に慣れ、今は3交代のシフト制勤務もこなしてくれている。卒業シーズンを前に社内で行った会議では「今年も同高校からの採用」で意見が一致した。5月12日、日本人駐在員ら3人が同校に出向き、卒業直前の男女生徒計85人を対象に簡単な数学筆記試験などを行った。試験に取り組む生徒たちは緊張感を表情に浮かべながらも、真剣に答案用紙と向き合っていた。

 1時間半の試験が終わり、工場に戻って採点。成績上位の女子5人、男子3人の計8人を選び、3日後に面接することを決めた。結局、最終的に採用を決めたのは女子が5人、男子が1人。採用通知から1週間後に工場へ来てもらい、仕事の内容を詳しく説明した後、実際の作業風景も見てもらった。工場内でうなりを上げながら、製品を次々に生み出し続ける大型の生産ライン=機械を興味深く眺める6人。この若者たちが新たな「戦力」に成長する日が待ち遠しい。(道)

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