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2014/9/1 社会

 「『清潔、誠実、勤勉』という、今のインドネシア政界、政治家に全く欠けている3つの『美点』を備えた人物が、次期大統領のジョコ・ウィドド(53、愛称ジョコウィ)現ジャカルタ特別州知事なのです」。私がジョコ氏の内政外交の経験不足を指摘したのに対し、東ジャワ州スラバヤ市で10年ぶりに再会した中国系インドネシア人の友人が、まるで自らの「弱点」を突かれたように、それこそ口角泡を飛ばしながら、こう反論してきた。

 興奮冷めやらない実業家の友人は「この国の独立後、庶民の生活、気持ちを本当に理解できる指導者はジョコウィが初めて。政界での経験不足は否めないが、今は3つの美点を持つ政治家の出現が絶対に必要なのです」とも続けた。スハルト独裁政権崩壊後、政治の民主化進行と同時に、皮肉ではあるが、汚職も拡大し、閣僚や国会議員ら国民の代表が相次ぎ汚職に手を染め、庶民の政治家不信は募るばかり。

 そこに登場したのがジョコ氏で、庶民、メディアがこぞって同氏が持つ3美点を高く評価している。特に庶民が願う汚職撲滅では、「これまでの口先だけの政治家とは違い、『清潔』なジョコウィは実行力もあり、必ず成果を上げてくれる」と、正式就任(10月20日)を前に、早くも信頼と期待感が高まっている。最新世論調査でも「(ジョコ氏に)大いに期待」との回答が72%の高率に達した。ジョコ氏がさまざまなプレッシャーと守旧派の妨害に負けず、庶民の悲願である「汚職撲滅」を一歩でも進められるよう望む。(道)

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