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ミンダナオ地方ダバオ市のドゥテルテ市長は比共産党の軍事部門、新人民軍（ＮＰＡ）に対し、拠点とする同市パキバト地区でヤシ油（パーム油）生産開始に協力するよう４月28日、呼び掛けた。同市長はマレーシアの企業が「５万ヘクタールの用地を探している」事実を明らかにし、武闘よりも生産活動従事で生活を確保すべきとした。
パキバト地区ではこれまでもさまざまな企業が進出や投資を企てたが、ＮＰＡは直ちに革命税の納付を強要し、結局、国軍と血なまぐさい戦闘となっている。
同市長は「武器を捨てよ、とは言わぬが保持するにとどめ、ヤシ油生産に従事して賃金を得る生活をすべきだ。税金は取らない。他地区からの労働者は排除する」と配慮を強調した。（７日・ブレティン）
