Logo

17 日 マニラ

32°C24°C
両替レート

取引なし

17 日 マニラ

32°C24°C
両替レート

取引なし

ハロハロ

2014/2/17 社会

 がん治療を紹介した「がんもどきで早死にする人、本物のがんで長生きする人」という告発本を読んだ。臓器の切除手術や抗がん剤治療を受けると、9割以上の人が確実に命を縮めると警告する。がん経験者にとっては、心穏やかではない。著者は慶応大学医学部の放射線科講師。これまで何冊ものシリーズ本を出版し、2年前に出版された「医者に殺されない47の心得」は昨年の販売部数調査でミリオンセラーになった。

                ◇

 症状がなく検診で見つかる乳がんは99%、前立腺がんは90%が転移能力のない「がんもどき」と断定し、受診者を惑わす検診の忌避を勧める。治療をしない「がん放置療法」を唱え、臓器切除と抗がん剤投与で早死にした芸能人らの治療例を紹介。痛みなどの症状がない限り、がんは放置しておくのが最大の対処法という。ただ、放置したままがんと共生していくには患者にとっても、よほどの覚悟が必要になる。

                ◇

 20年近く前に下咽頭がんの放射線治療を受け、最近も新たに食道がんの切除手術を受けた。内視鏡による手術は思ったより短時間で終わり、4日目に早々と退院した。話題になっている放置療法も考えないわけではなかったが、主治医から早期切除を勧められると、拒否する勇気はなかった。ここは長年経過観察している主治医を信頼するしかない。がん治療の選択肢が限られていることをあらためて痛感した。(富)

おすすめ記事

約50万人のIglesia ni Cristo(INC)信徒がキリノ・グランドスタンドに集結

2025/11/17 社会 無料
無料

国家捜査局が創設89周年 マニラで記念式典

2025/11/17 社会 有料
有料

BI、韓国籍逃亡者2人を逮捕 違法オンライン賭博事件で手配

2025/11/17 社会 有料
有料

日本、フィリピンの結核対策を支援

2025/11/17 社会 有料
有料

海外協力隊、担い手確保が課題 ピーク時の半数に、発足60年

2025/11/17 社会 有料
有料

日本法務省代表団がUPマニラ校訪問

2025/11/17 社会 有料
有料