ビサヤ地方の東サマール、南レイテ両州で鉱山開発を禁止する二つの法案がこのほど、下院の環境・天然資源委員会で可決された。近く、本会議に上程される。
法案を推進する東サーマール州選出のエバルドネ下院議員によると、同州では鉱山会社がいくつかの町で操業しており、その中には16世紀にフランシスコ・マゼランが初上陸したホモンホン島が含まれる。同島はニッケルとクロムの資源が豊富だ。東サマール州では5月初め、鉱山反対派活動家が暗殺される事件が起きた。
法案が成立すれば、違反者は最低禁固6年、罰金20万〜50万ペソが科される。外国人は国外追放処分となる。南レイテ州の禁止法案も、同様の刑罰を規定している。(30日、インクアイアラー)