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ハロハロ

2012/2/13 社会

 フィリピン暮らしを始めて間もなく、旧知の在京大手紙の客員論説委員からメールが届いた。かねて香港でアジア衛星版紙のトップの役職にあった彼は、比での販売促進を兼ね、頻繁にマニラ入りしていたらしい。「マニラ新聞は、古き良き新聞の伝統を残す数少ない新聞」と、メールの冒頭にあった。日本では若い記者が現場へ行くことを嫌い、インターネットの情報に頼りがちな風潮を嘆く文言が続く。

 マニラ新聞は、小人数の編集スタッフながら、率先してニュースの現場へ出掛け記事を書いている。その意味では、伝書バトや短波無線が現場の送稿手段であった時代からの「古き良き新聞の伝統」を忠実に守っていると言える。彼がどこまで、小紙の実情を知っていたか定かではない。ひょっとすると、愚痴が言いたかっただけかも知れない。

 米国で軍の小道具だった

インターネットが1980年代の終わりに、民間に開放されて以来、この新メディアは瞬く間に情報の入手と発信の手段となった。欧米では80年代から新聞の発行部数が減り始め、遅れて日本でも若者の新聞離れが顕著になった。一方で、日本新聞協会が毎年行っているマスメディアの「信頼度調査」では、1位がNHKで、新聞、民放と続き、インターネットは、はるかに下位である。隆盛のフェイスブックをはじめ新メディアとどう向き合うか。編集者にとっても、読者にとっても避けて通れない。(邦)

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