国内通信大手のスマート・コミュニケーションズ社は、ビサヤ地方イロイロ市で国内初となるインターネットを使用した遠隔医療診断(イーメディカル)システムを立ち上げた。このシステムを使えば、患者の診断記録や相談内容などを即時に入手することができる。同社が社会福祉開発省の指導を得て始めた。
狙いは、病院と健康管理センター間の患者情報の交換を効率化することにある。同社戦略開発グループのコンサルタント、ドレムデス氏は、このシステムを使って病院の医師と健康管理の専門家たちが相互に情報交換ができるようになれば、と話している。また、同省のヘルボサ次官も「リアルタイム情報により、病状に応じた適切な処置」を期待している。(12日、ブレティン)