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汚職や事件が山積

2011/1/10 社会

入国管理局や警察の実態

 入国管理局の職員は現在、レデスマ局長代理による違法行為や職権乱用に対して抗議の声を上げている。彼は司法省の承認も得ずに職員を解任し、異動させたりしているほか、職場を午後5時半までに離れることも命じた。彼はオチョア官房長官に近い人物で、その推薦で局長代理に就任している。そのためアロヨ前大統領やリバナン前局長に近いと見られる職員をターゲットにしているという。

 今、多数の中国人や韓国人が入管職員の便宜を受けて入国し、事業などを行っているという。巨大卸売り市場のディビソリアに行くとタガログ語を話せない中国人が店員などとして数百人単位で働いている。彼等は1人当たり25万ペソを支払って見逃してもらっている。帰化を望む中国人の申請にも30万ペソで応じているという。宣教師ビザも偽の神父などに販売されているほか、空港で人身売買や犯罪人の出国をエスコートした場合の手数料が20万ペソから50万ぺソに引き上げられたとも言われている。米国大使館もマニラ空港をすり抜けて偽造ビザで入国を図る比人が絶えないとして警告している。

 日本や香港などの空港では5分で済む入国審査がマニラ空港では20〜30分かかる。局長代理が発令した最近の通達では、この入国審査にさらに時間がかかることになったという。デリマ司法長官には入国管理局の事態を調査することを望みたい。

 大晦日にマニラ市警察本部に所属する警官が同本部構内で女性をレイプするなど、過去1カ月間で10件の警官による不祥事が発生した。また、正月には、前方の車両を追い抜くため対抗車線に飛び出しジプニーに正面衝突して乗客の一家7人の命を奪った路線バスは適切な営業許可を得ていなかった。役人や警察は一体何をしていたのか?(6日・スター、アルネスト・マセダ)

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