アルカンタラ・グループのコナル・ホールディング社は、今後5年をめどに約10億ドルを投資し、ミンダナオと東ネグロス両地方に計5カ所の発電所を建設する計画。
このうちミンダナオ地方に建設を計画している火力発電所は、地元や環境保護団体などの反対にさらされている。
先月には、国際的な環境保護団体グリーンピースが、「虹の戦士」と名付けた船を南コタバト州ジェネラルサントス市マカール岬沖に停泊させて、海と陸で建設反対の大キャンペーンを張った。地元カトリックの有力教会も建設反対に回った。
これに対して、コナル社は、発電所建設が環境破壊につながらないと強調するとともに同地方の電力不足への貢献を訴えている。(10日、ビジネスワールド)