アキノ大統領は、先の米国訪問中にも「汚職一掃」を国際社会に言明、「清潔な比社会づくり」に取り組む姿勢を強調したばかりだが、セブ州では、ガルシア同州知事の記者会見で提供される「昼食弁当」が汚職に当たるかどうかの物議を醸している。
火付け役はセブ市でこのほど開催された「自由報道週間」で上映されたビデオ。その中で同知事提供の弁当もやり玉に挙がった。これに対し同知事は早速会見し、「弁当と引き換えに記者に条件を出したり、影響を及ぼそうとしたことなどない」と身の潔白を強調。
さらに、同知事は州政府はいかなる汚職も禁じており、ましてや記者たちを取り込もうなどとは思っていないと語気を強めた。(9月28日・サンスター)