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ハロハロ

2010/9/6 社会

 電話の向こうから悲鳴とも嘆息ともつかぬ声が響いてきた。帰国したのを機に、千葉県内の病院で働くインドネシア人看護師候補者に連絡を取り、「(看護師)国家試験の準備は進んでいますか」と尋ねた時だ。「大変です。でも、病院の仲間に助けてもらい、がんばってます」。日本語の日常会話力は約1年前に比べ、格段と上達している。これほどしっかり話せるなら、日本で暮らし続けても何の心配はない。問題は、それだけでは終わらないことだ。

◇  

 彼女に残された時間は、半年足らず。第100回の区切りとなる同国家試験が2011年2月20日に迫っているからだ。日本との経済連携協定に基づき、インドネシアから彼女をはじめ看護師候補者が来日したのが08年8月のこと。候補者たちは半年間の日本語研修を経て、契約を結んだ医療施設などで就労・研修に励んでいる。その間に、日本語に磨きをかけると同時に、国家試験に向けた専門用語などの習得にも取り組んでいる。来年の同試験に不合格なら帰国を余儀なくされる。

◇  

 今年2月の同試験ではインドネシア人2人、フィリピン人1人の合格者が出て話題となった。電話の向こうの彼女は「一緒に来た仲間から合格者が出たのは誇り」と喜びながらも、「どんな勉強をすれば合格するのかな。専門語の漢字が難しく、覚えるのに苦労してます」と声を低める。それでも最後には、「病院の仲間たち、そしてインドネシアで心配してくれる夫のためにもがんばります」と自らを奮い立たせていた。ガンバレ。 (道)

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