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ジェネラルサントス市のマグロ缶詰業界が米国で深刻化する経済不況の大波をまともに受け、苦境に立たされている。業界幹部の一人は、「対米輸出が滞り、ツナ（マグロ）缶が倉庫に積み上がっている。このままでは操業停止に追い込まれる」と悲鳴を上げている。
比国内にはマグロ缶詰製造工場が七社あり、そのうち六工場が同市とその周辺に集中している。輸出先の一位は欧州連合だが、国単位では米国が群を抜き、輸出量の四分の一を占める。
米国でのマグロ缶詰の消費者は経済不況で打撃を受けている低所得層とされる。このため現在、米国からの発注がほぼ完全に止まり、十一月分発注も全くなく、缶詰業界は頭を抱えている。（22日・サンスター）
