行政通信網、NBN建設事業で疑惑の渦中にある中国国営企業、中興通信(ZTE)グループが有名なコンポステラバレー州の産金地、デワルワル山で金採掘に手を出すといううわさが広がっている。二〇〇六年七月に成立した中国政府の投資合意(総額四十億ドル)に基づき、ZTEグループが政府と交渉中という情報が地元に伝わった。目的は同山の推定埋蔵量六万四千トンといわれる金鉱だ。目下、採鉱権を持つのは比鉱山開発会社(PMDC)だけだが、多数の山師たちが一獲千金を夢見て入山し、その数は家族を含めると一万人を超えているという。地元モンカヨ町の有力者は、もし中国企業が参入すれば、中小の山師たちが暴力的な抵抗を起こすのではと心配している。(10日・インクワイアラー)
ビサヤ・ミンダナオ通信
2008/4/14
社会