国軍のエスペロン参謀総長が「アロヨ政権打倒劇に参加するよう退役将校が現役兵に呼び掛ける動きがあった」と発言したのに対し、サンボアンガ市で二人の元将軍が「まるで根拠のない話」と否定した。
元参謀総長のカミリン退役中将は「彼らは幽霊でも見たのではないか」と可能性を全否定。元北部ルソン司令官のドミンゲス退役中将も「アロヨ政権の腐敗ぶりはメディアで広く報じられており、兵士に(打倒)参加を呼び掛ける必要などない」と述べた。 また元海兵大隊長は「アロヨ丸は船底の穴が大きくなり、沈みかかっている」と批判した。アリャガ西部ミンダナオ司令官は「部下の二%はアロヨ大統領に忠誠ではないと思う」と見解を表明していた。(7日・インクワイアラー)