ダバオ市学校局担当者によると、二〇〇六︱〇七学年度の公立高校生の中退が増えた。二年生のドロップアウト率は七・五五%で、男子生の場合はほぼ十人に一人の九・八九%に達し、女子生では五・三七%で二十人に一人強。特に男子生が問題だ。
中退する生徒の親たちに理由を聞くと、経済的な理由が多く、子供が学校に通う気力がなくなることも多いという。遠くの方から通学する生徒が多いこともあるようだ。
ダバオ市当局者は、ドロップアウト問題の解決法の一つとして、授業内容に職業的な技能の修得を含める必要があるとしている。中退者や不登校の子供の職業訓練も検討している。「高校中退でも働けるようにしたい」という趣旨。 (13日・ブレティン)