昨年五月、アクラン州ボラカイ島リゾートでドイツ人など外国人三人とフィリピン人メードが殺害された事件で、国家警察犯罪捜査隊(CIDG)は被害者の友人のドイツ人(37)を容疑者として逮捕状を取った。しかし、逮捕状の出る数日前に容疑者はボラカイ島を立ち去っていた。
CIDG西ビサヤ地区本部の追跡班が行方を追っている。同容疑者は一月初め、マニラ市で目撃されているという。
同容疑者の弁護士は「彼は国内にいるが、身の安全を懸念している」という。依然として犯行を否定、近く地元裁判所に逮捕状発給を取り下げるよう申し立てるという。弁護士によると、容疑者とは携帯電話で連絡は取れるが、所在は知らないという。(1日・インクワイアラー)