亡くなった生後九カ月の乳児の遺体を、生き返ったと盲信した両親が違法に墓地から掘り起こすという事件が東ネグロス州であった。同州シブラン町の両親の間に生まれた女児は二日、同州立病院で感染症のため、亡くなった。
埋葬三日後、異常にも娘が行き返った思い込んだ両親は、人を雇って墓地の発掘を始めた。驚いた墓地の管理人が警察に通報、違法発掘に注意喚起したが、両親は耳を貸さず、墓地はイロン語を話す二人の男と女性一人によって掘り返された。赤ちゃんの遺骸が復活したと狂信的に思い込んだらしいという。
シブラン町教会のカトゥビッグ司教は教区民に対し、野蛮で根拠のない復活話などを信じないよう呼び掛けている。(13日・ブリティン)