比共産党軍事部門、新人民軍(NPA)とみられる武装グループが東ネグロス州ドゥマゲッティ市から約九十キロメートル南のサンタ・カタリナ・バランガイ(最小行政区)にある道路・橋りょう建設現場に乱入、アスファルト製造所などを焼き討ちにした。
一月二十日午後九時ごろ、六人の武装グループが同現場に乱入、三人のガードマンから散弾銃など三丁を奪取、アスファルト製造所二カ所に火を付けて逃走した。ガードマンにけがはなかった。同州南部の不穏な情勢に備え、空軍がヘリ二機を増派した直後の事件だった。
地元警察の調べによると、犯行グループは同現場に向かう輸送用バンにガソリンのにおいのするコンテナーを持って乗り込んで来たという。(26日・ブリティン)